「PART2」請負監督 アーヴィン・カーシュナー 

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昔はヒット映画のパート2は当たらないと言われていましたが、いまやシリーズものは当たり前。最初から2部、3部と予定されて制作されることも珍しくありません。

アーヴィン・カーシュナーという監督がいます。
「特攻サンダーボルト作戦」(日本では1987年TV映画として放送されました)が代表作ですが、もっと有名な映画があります。

「スターウォーズ 帝国の逆襲」「ロボコップ2」「ネバーセイ・ネバーアゲイン」。
そうです、有名な大ヒット映画のパート2を監督しています。

「ネバーセイ・ネバーアゲイン」に関しては、独立した映画ですが、ショーン・コネリーが企画した007映画のパート2であるといえます。

続編にもかかわらずどれも大ヒットしました。

いずれの作品のクォリティも前作に負けておらず、「スターウォーズ 帝国の逆襲」などはシリーズ最高傑作とも言われました。

自分で企画するより、請われて能力を発揮する苦労人タイプの監督です。アーチスト気質だけではない、人間味のある人だったのでしょう。

存命であれば(2010年没)、またスターウォーズの続編を撮って欲しかった。


「眠れぬ夜のために」他 ジェフ・ゴールドブラムについて

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「眠れぬ夜のために」は1985年のアメリカ映画。ジョン・ランディス監督 ジェフ・ゴールドブラム主演。

このブログの副タイトルに使わせてもらっている映画です。

不眠症の男が行きずりの美女を助けたばっかりに、国際的陰謀に巻き込まれてしまうサスペンスコメディです。
デビッド・ボウイも英国人の殺し屋役で出演しています。

夜眠れない時にふとこの映画を思い出してしまいます。


ジェフ・ゴールドブラムの出世作といえば「ザ・フライ」1986年です。デビッド・クローネンバーグ監督の大傑作で、ここでは蠅に融合された男の苦悩を演じています。これでもかのグロテスク映像とともに・・・。

その後も順調にキャリアをかさねていますが、私の好きなのはこの2作です。


「JM」 カンフーのない早すぎた「マトリックス」

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「JM」は1995年のアメリカ映画。
原作はウィリアム・ギブスン、監督はロバート・ロンゴ。
 
ネットが張り巡らされたバーチャルでサイバーパンクな未来世界で、キアヌー・リーブスが活躍する、まるでカンフーのない「マトリックス」のような作品です。

監督のロバート・ロンゴは監督専業ではなく、もともと現代美術のアーティストで、ニューオーダーのビデオクリップなども手がけています。
 
随所にみられるスタイリッシュな映像に監督のセンスが光ります。

作中でのキアヌーの黒いスーツに細身のネクタイはロンゴ作品に度々当時する、いわばアイコンです。
 
日本からは北野武も出演しており、なかなか良い役を好演しています。
あとカルトな怪優ウド・キアも出演しています。すぐ殺られてしまいますが。

なかなかの力作なのですが大ヒットには至らず、時代が追いついていなかったとも言えます。

「マトリックス」が大ヒットするのは4年後の1999年のことでした。