ジェフ・ベック 渋さしらずのスーパーギタリスト

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70歳をこえたギタリストといえば年老いて枯れたブルースマンを連想してしまいますが、私がティーンエイジの頃から熱中したロックのアイドルたちは、今生きている人はことごとく70歳をこえています。

最も熱中したギタリストであるジェフ・ベックも現在74歳です。

しかし枯れたブルースマンではなく、レジェンドではありますが、現役の最先端ロックギタリストです。

最初に買ったレコードは「BLOW BY BLOW」。
ジェフ・ベックの名前も知りませんでしたが、まさに一発ジャケ買いです。それほどかっこいいジャケットでした。

そしてその音にやられました。

これほど多彩なトーンでこれほどかっこいいフレーズを次々繰り出してくる、その唯一無二のギタープレイにやられてしまいました。

その後は新しいアルバムを聴きながらさかのぼって過去の作品も聴いていきました。

バンドをつくっては解散し、理想のサウンドを求め、最終的にはアルバムごとに凄いプレイヤーを集め、作品を発表していくという形に落ち着きました。

近年も精力的に作品を発表したりライブを行なっており、オーセンティックなブルーズに落ち着くことなく、老いるのはまだまだ先のようです。

ジェフ・ベックをみていると、そして聴いていると自分もティーンエイジのギターキッズに戻ったような気がします。

「ギャラクシークエスト」すべてのトレッキーに捧ぐ

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「ギャラクシークエスト」は1999年の映画。

あの傑作SFドラマ、「スター・トレック」のパロディとオマージュに満ちた作品です。

ストーリーは「ギャラクシークエスト」というTVのSFドラマを、本当の話だと信じこんだ宇宙人が、悪いエイリアンに侵略され、「ギャラクシークエスト」の出演者に助けを求めにやって来る、というお話しです。

随所に「スター・トレック」を思わせるエピソードが盛り込まれ、特にファンとファンダムの描写はなんだかリアルで面白いです。

助けを求めにくる宇宙人のオタクぶりも爆笑ものです。

最後はかなり感動もので、「スター・トレック」とそのファンをただオタクとしてバカにしているのではなく、作品に対しての愛情と敬意が感じられる内容になっています。

アラン・リックマンが、かってはシェークスピアなどの舞台俳優で、「ギャラクシークエスト」では乗組員の宇宙人(スター・トレックでのスポックか?)をいやいや演じているという爆笑ものの屈折した役で出演しています。

他にはシガニー・ウィーバーも出演しています。この人が出ていること自体がなんだかパロディっぽいですね。

未見の方はぜひどうぞ。

キリンジの「エイリアンズ」が大好きです。

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洋楽邦楽ロックポップスジャズなど、気に入った音楽ならジャンルにとらわれずに聞いています。

まあ皆さんそうだと思いますが。

キリンジ「エイリアンズ」はとても好きな曲です。

かなり昔の曲らしいのですが不幸にも初めて聞いたのはごく最近です。

とても落ち着いた、センスをかんじさせるアレンジとややシニカルな歌詞、屈折したラブソングという感じです。

この曲が表現する世界には温度が存在しないようです。感情も希望もまるで冷たく緩く流れる川のようです。

けれどもこの曲が表現する夜の世界で歌詞のように月明りを浴びてみたいなと思いました。

いろんなアーチストがカバーしているようですが、当たり前ですが本人たちのパフォーマンスが一番良いです。

現在は兄弟別れて活動されているそうです。

いつかまた一緒になって奇跡のような一曲を生みだして欲しいとおもうのはリスナーのワガママでしょうか。

キリンジ「エイリアンズ」



「エドウッド」この題材を映画化する時点ですでにカルト。

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「エドウッド」は1994年のティム・バートン監督の映画。

史上最低の映画監督と言われたエドウッドの半生を描いた映画で、映画の撮影シーンなどは忠実に再現されています。

基本的にコメディですが、エドウッドが大ファンである往年の怪奇俳優ベラ・ルゴシの余命が短いことを悟り、励ますために映画撮影といつわり自宅前でカメラをまわし、薔薇の花を手にするベラルゴシを撮影するシーンは、あまりに美しく悲しく切ない名シーンです。

ベラ・ルゴシを演じたマーティン・ランドウは本作で見事アカデミー賞助演男優賞に輝きました。

全編を通じて主役のエドウッドを演じるジョニー・デップのコメディのセンスが見事で、ビッグバジェットの海賊映画も楽しいですが、こういう演技で笑わせる作品にもっと出演して欲しいと思います。

脇役もビル・マーレー、パトリシア・アークエット、リサ・マリーなど個性的な俳優が多数出演しています。

全編を通じてティムバートンのエドウッドとその最低映画への愛情に溢れており、観ているほうもエドウッドが好きになり、その映画を一度は観たくなります。

でもきっと、必ず面白くないので失望するでしょうね。

エイドリアン・ブリュー 変幻自在、擬態するギタリスト

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エイドリアンブリューはアメリカのギタリスト。
セッションミュージシャンとしての実績は数限りなく、フランクザッパ、デヴィッドボウイ、トーキングヘッズ、トムトムクラブなど有名なアーティストの作品やライブに参加しています。

キングクリムゾンのメンバーでもあり、入れ替えの激しいあのバンドにおいて長期間在籍していました。
近いところではナインインチネイルネイルズのメンバーでもありました。

40年近く前、NHKの「ヤングミュージックショー」のデヴィッドボウイのライブで「ステイション・トゥ・ステイション」のイントロの機関車の音をギターで弾いたのはものすごく印象に残っています。

動物の鳴き声をギターで表現するのが得意で1990年にダイキン工業のCMで象の鳴き声を弾いたのは皆さんの記憶に新しい(古い?)と思います。

数々のセッションをこなしているだけあり、バッキングやソロのテクニックは一流です。
ソロアルバムも何作か発表しており、なかにはまるでポール・マッカートニーのようなポップな作品もあり、ソングライティング、ボーカルの才能もあります。

アバンギャルドとコンテンポラリーなポップを横断する、まさに縦横無尽なギタリストです。

極寒お見舞い申し上げます。一週間の折り返し点です。

東京方面は大雪。
関西地方は超低温。
厳しい冬になっていますがお互いがんばりましょう。
終わらない冬はありません。

トンボに興味のおありの方はぜひどうぞ。
「新装改訂版トンボのすべて」井上 清 (著),‎ 谷 幸三 (著) トンボ出版(!)


いろんなことで病気は防げるものです。
「健康になりたければ家の掃除を変えなさい」松本 忠男  扶桑社


自分らしく生きるときの「自分」の定義がむつかしいですね。
「「自分思考」のすすめ」玉川 真里 誠文堂新光社


この人の仕事ぶりが本当に羨ましい。
「酒は人の上に人を造らず」吉田 類  中央公論新社(中公新書)



肩こり、腰痛、体の硬い人におすすめ。
「ゆるめる力 骨ストレッチ 」松村 卓  文藝春秋


アンディ・サマーズ メジャーな職人ギタリスト

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アンディサマーズはポリスでの活動が最も知られています。

ポリスがデビューした1976年当時はパンク、ニューウェイブのムーブメントが吹き荒れ、ギターはよりラフでラウドなスタイルへと変貌を遂げつつありましたが、サマーズはそれとはまったく違うアプローチで、レゲエのリズムを使ったり、和音を分散させたアルペジオや、ディレイやコーラスを多用して、トリオとは思えない奥行きのあるサウンド作りに貢献しました。

なかでも「ロクサーヌ」はとても好きな曲です。

それもそのはず、サマーズはポリス以前はジャズプログレッシブロックバンドのソフトマシーンなど、かなりテクニック重視のバンドに在籍していました。
もともとはジャズからはいった人で、ポリス以後のソロアルバムは音的にはジャズ・フュージョンの作品がほとんどです。

2007年にはポリスを再結成し、大規模なツアーを行いました。
その後は目立った活動は無いようですが、もともとはロックというよりジャズミュージシャンであり、小さなクラブで気ままに演奏するのが向いているのでしょう。

でももう一度ポリスで新しい音を聴いてみたいと思います。

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昨日は雨でしたが今日は晴れて比較的暖かく過ごしやすい一日でした。

薬に頼らないにこしたことはありません。
「薬に頼らず血圧を下げる方法 」加藤雅俊  アチーブメント出版


坂本龍一もおすすめしています。
「究極の疲れないカラダ」仲野広倫  アチーブメント出版


世界に日本という国があってよかった。
「ハーバード日本史教室」佐藤 智恵 中央公論新社 中公新書ラクレ


追悼 葉室麟さん。時代小説家としてまだまだ活躍してほしかった。
「天翔ける」 葉室麟 KADOKAWA


本とは関係ありませんが、とても好きな作品なのでご紹介いたします。
「ザ・ケルン・コンサート」キース・ジャレット




愛と青春の旅立ちの大虐殺スペースオペラ「スターシップ・トゥルーパーズ」

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わたしの大好きな監督、ポール・バーホーベンの宇宙SF超大作です。

原作はロバート・A・ハインラインの「宇宙の戦士」。
「機動戦士ガンダム」の元ネタとも、愛国的好戦小説とも言われています。

バーホーベン監督はナチスドイツのプロパガンダ映画のパロディとしており、表面上はお国の為の戦争賛美的な描き方をしていますが、かなり皮肉が効いており、軍事訓練で鍛えられた戦士たちは虫けらのように殺されていきます。
監督得意の残酷描写で。

原作にあったモビルスーツが登場しないのもその為だったそうです。

しかしアメリカの新聞などではナチス礼賛映画と捉えられ、監督もかなり困ったことでしょう。
内容も盛り沢山で、ハイスクールもの+「愛と青春の旅立ち」もの+宇宙SFバトルもので主人公の成長物語にもなっています。
事態の進捗をニュース映像で進めてしまう手法は「ロボコップ」の時と同じで、第三者的な視点でクールにストーリーを眺めることも出来ます。

さああなたもも地球連邦軍に入隊しませんか?大きなムシが嫌いでなければ。

アル・ディメオラ スパニッシュなスーパーギタリスト

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ギターを速く弾く、すなわち速弾きはギターキッズにとって憧れです。

アル・ディ・メオラは間違いなく最も速く弾くことのできるギタリストの1人です。

名前から推察できるように彼のルーツはスペインであり、彼のギターにはブルーズ、ジャズ、そしてスペインの、フラメンコギターの血が流れています。

チック・コリアのリターン・トゥ・フォーエバーのメンバーを経て、現在までソロやジャンルを越えた数々のミュージシャンとの共演をはたしています。

ギブソンのレスポールを愛用しており、その太くて伸びのあるトーンで、フレーズの随所にパッションの溢れたフラメンコのエキゾチックなメロディが織り込まれ、それが彼の唯一無二の個性となっています。

さらにアコースティックギターの名手でもあり、パコ・デ・ルシアやジョン・マクラフリンとの火花の散るようなセッションも残しています。

1977年発表の「エレガント・ジプシー」はソロ初期の傑作にして彼の音楽的エッセンスのすべてがつまった名盤です。